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【スパナマーク なに?】アトレー・ハイゼットのオーナー方は必見【消去の方法】

2022-07-04

スパナマーク

目次

突然現れた【スパナマーク】何これ?大丈夫?

メーターパネルに突然現れたスパナマーク。
何かの警告だと思うけど…心配ですよね?
「何の警告?」「いつ表示されるのか?」や「消去の方法」について出来るだけ分かりやすく解説します。

まず、安心してください。
直ちに運転者や車自体に悪影響を及ぼすものではありません。
下記の記事を読んで、冷静に対処しましょう。

心配ありません。大丈夫です!

この【スパナマーク】は…

オイル劣化ウォーニングランプ」と言います。(初めまして)

車に搭載されているECU(コンピュータ)の情報により、オイル交換が必要な走行距離に達したときに表示されます。
簡単に言うと、オイル交換が必要になる頃に車が自動的に運転者へ知らせてくれる機能です。
(※因みにカスタマイズ等で、この機能はオフにできない仕様になっています)

2022年12月に発売された「新型アトレー」「新型ハイゼットカーゴ」「新ハイゼットトラック(マイナーチェンジ)」から搭載された機能となります。

低燃費を追って設計された昨今のエンジン。それによりオイルの管理がシビアになっている事情もあって、搭載された機能ということですね。

オイル劣化ウォーニングランプの種類と表示パターン

オイル劣化ウォーニングランプは、「オイル劣化プレウォーニングランプ」と「オイル劣化ウォーニングランプ」の2種類があります。

「オイル劣化プレウォーニングランプ」は、エンジンオイルの交換距離が近づいていることを知らせてくれます。

「オイル劣化ウォーニングランプ」は、エンジンオイルの交換距離に達したことを知らせて、エンジンオイルの交換を促します。

オイル劣化ウォーニングランプの表示は、車の仕様(メーターパネル)によって変わります。

メーターパネルは、マルチインフォメーションディスプレイとTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイの2種類があり、表示は下記の通り。
各メーターの表示位置は、それぞれ赤枠の位置に表示されます。

mater

 

マルチインフォメーションディスプレイでの表示

NONTFT-display

 

TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイでの表示

 

いつ、どのタイミングで表示されるのか?

この「オイル劣化ウォーニングランプ」がいつ表示されるのか?は、車の仕様によって変わります。
具体的には、「ターボ付き車」か「ターボ無し車」によって表示されるタイミングが違います。

いずれにせよ「最新リセット時からの走行距離」により管理されています。
※走行距離は積算メーター(ODOメーター)の距離となります。

ターボ付き車の点灯タイミング

turbo-timing

最新リセット時(新車時は0kmスタート)から、4,500km走行時点で「プレウォーニングランプ」が点灯。
この「プレウォーニングランプ」は、イグニッションON時に10秒間だけ点灯します。

「プレウォーニングランプ」が点灯してから、500km、つまり5,000km走行時点で「ウォーニングランプ」が点灯します。
「ウォーニングランプ」が点灯すると、イグニッションON時は、常時点灯します。

リセット処理をしないと、いずれのランプも消灯することができません。

ターボ無し車の点灯タイミング

NA-timing

最新リセット時(新車時は0kmスタート)から、9,000km走行時点で「プレウォーニングランプ」が点灯。
この「プレウォーニングランプ」は、イグニッションON時に10秒間だけ点滅します。

「プレウォーニングランプ」が点灯してから、1,000km、つまり10,000km走行時点で「ウォーニングランプ」が点灯します。
「ウォーニングランプ」が点灯すると、イグニッションON時は、常時点灯します。

リセット処理をしないと、いずれのランプも消灯することができません。

 

ランプの消去・リセットの方法(簡単!工具いらず)

エンジンオイル交換をした際に、オイル劣化ウォーニングのリセットが必要です。
リセットの方法は、メーターの仕様(マルチインフォメーションディスプレイ・TFTマルチインフォメーションディスプレイ)によって手順が異なります。
下記のリセット方法を手順通りに行ってください。

どちらも工具等は必要ありませんし、自分でリセットできるのでご安心です。

マルチインフォメーションディスプレイのリセット方法

手順1

イグニッション”ON”状態で、メーター内の「ODO/TRIP DISP」ボタンを数回押し、「TRIP A」を表示させる。

Step1

上図の様に、白四角に黒抜きの「A」が表示された状態にしてください。

表示されたのを確認したら、一度イグニッション”OFF”にします。はい、完全にOFFです。

 

手順2

「ODO/TRIP DISP」ボタンを押しながら、イグニッション”ON”。
※この時、エンジンをスタートさせません。

Step2

すると…

STEP3

「オイル劣化ウォーニングランプ」が”5回ゆっくり点滅”した後、さらに”10回すばやく点滅”します。

その後、「オイル劣化ウォーニングランプ」が消灯すれば、リセット完了です。

※「オイル劣化ウォーニングランプ」の消灯を確認するまで、「ODO/TRIP DISP」ボタンを押したままにしてください。

 

TFTマルチインフォメーションディスプレイのリセット方法

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くるまる

車と趣味の釣りを愛しています。某ディーラー系販社で鈑金塗装職人→社内講師→中古車仕入れ担当→ 一応管理職です。車に関する小ネタや中古市場相場のコラムを配信しています。

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