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【暖機運転】エンジンの暖機運転は必要なの?燃料のムダ?【必要性な理由】

2020-09-30

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困っている人
ぶっちゃけ、暖機運転って必要なの?
燃料の無駄でしょ?

こんな疑問にお答えします。

目次

暖機運転とは

暖機運転は、低負荷での運転により機械の構成部品同士の馴染みを促がし、各部の働きを滑らかかつ確実にするのが目的である。 低回転低負荷の運転により、潤滑油を各部へ行き渡らせたり、機械が本来の性能を発揮できる状態になるように部品同士の間隙(クリアランス)を適正な状態へ導くこと、などを目的とする。

引用:Wikipedia

ま、簡単にいうと準備体操ですね。
誰しも朝起きて、いきなり「100m走れ!」って言われても「それはちょっと…」ってか、無理!ですよね。

エンジンは機械なので、文句は言いません。
ただ確実に消耗していくだけです…悲しい。

暖機運転に対する疑問点

・今の車は、エンジンの部品や組付け精度が良くなっているから、暖機運転は必要ないのでは?
・暖機運転中の燃料がもったいないよ!

こんな声を聴きますが、それぞれ解説します。

確かに、エンジンの部品や組付け精度をあげる技術はあるでしょう。
精巧な部品も金属でできているので、少なからず熱膨張します。
したがって、どんなに精度があがっても、温まっていない状態では、意味がない。

しかも、それらを潤滑するエンジンオイルが必要でエンジンオイルが温まっていない状態では、オイルの粘度が高いために抵抗になります。なので、温まっていない状態での高負荷運転はエンジンへのダメージは否めません。

暖機運転中の燃料消費ですが、確かに無駄に感じますよね?
温まっていないエンジンオイルはエンジンにとって抵抗になるのは、前述の通り。
エンジンが本調子でないところに、パワー不足を感じて必要以上にアクセルを踏む悪循環。
逆にそちらの方が、燃料を無駄に消費し、さらにエンジン自体をも痛めるダブルパンチ!

結論:そもそもエンジンの設計は、冷却水やエンジンオイルが適温になっていることが前提。温まっていない状態では、いくら燃費性能や組付け精度が良くてもダメ。

エンジン始動時は、まだ準備が整っていない状況なのです。
低負荷状態(アイドリング)でゆっくり温めてあげることにより、準部運動させてあげればエンジンに優しいという訳ですね。

暖機運転をしないとすぐさま壊れるのか?

答え:すぐに壊れることはい。

例えば、コンビニのお弁当。チーズインハンバーグ弁当を買ったとしましょう。
温めなくても食べられます。でもそれって美味しいですか?
温めた方が、より美味しく食べられますよね?
なぜなら、温めることを前提に味付けされているし、容器も耐熱の物が選ばれている。
チーズインハンバーグ弁当は、溶けたチーズがデミグラスソースに絡むから美味しいのです。

エンジンだって同じですよ。
温めた状態で運転するのが前提に設計されています。

しかしながら、闇雲に暖機運転をすればいい訳でもありません。

 

暖機運転をした方が時

準備運動ですから、やらないよりやった方がいいですが…

冬場の寒い時期。これは必須ですね。

エンジンだけのことを考えれば、この時期だけでOK。夏場は必要ないかもしません。

ただ、車に乗ったときに快適さを求めるならば、エアコンを適度に設定して暖機運転をすればOKです。
車に乗り込んだ時に、冷っとしたりポカポカしてると嬉しいですよね?

メーカー純正品のリモコンエンジンスターターもある時代ですし。
お部屋に居ながらにしてエンジン始動できるなんで最高です!いい時代です。

暖機運転、いつまでやればいい?

無駄に長くアイドリングを続けるのは、燃料のムダ。
メーターパネルの水温系をみればエンジンが温まったかどうか分かります。

針式の水温計であれば、針が動き始めればもうOKです。
インジケータ式であれば、青い水温計マークが消えればOKです。

暖機運転、まとめ

下記をおさえれば大丈夫。ダイジョウブ。

・暖機運転は必須。
・すべては温まった状態で最適な性能を発揮する。(コンビニ弁当を思い出す)
・長くやるのは燃料のムダ。
・メーターパネル内の水温計を見てエンジンの状態を判断する。
・リモコンエンジンスターターを使えば快適。

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くるまる

車と趣味の釣りを愛しています。某ディーラー系販社で鈑金塗装職人→社内講師→中古車仕入れ担当→ 一応管理職です。車に関する小ネタや中古市場相場のコラムを配信しています。

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