突然メーターパネルに「11E スマアシ停止」と表示されて「何?大丈夫?」とビックリした人は、この記事を見れば解決できます。
まず、安心してください。多くの場合、故障ではありません。
オーナーであり現役の車屋が解決方法をわかりやすく解説します。
目次
11E スマアシ停止とは
ライズ・ロッキーは次世代スマートアシスト(以降、スマアシ)が採用されています。
そのスマアシのエラーです。
そのエラーコードが「11E」という原因でエラーが出ていますよ!と教えてくれています。
車の取扱説明書には…
11E
「ステレオカメラが視界不良により前方を認識できない」
「→原因状態が解消されると復帰」
と記載されています。
ステレオカメラは下図の位置(フロントガラスの中央上部)の室内側に設置されています。
このカメラが視界不良でスマアシ機能が一部停止していると言うことです。
11E スマアシ停止が出る理由
しかしながら、カメラがあるフロントガラスの部分はワイパーが拭き取ってくれる範囲ですし、
フロントガラスの内側からはステレオカメラにアクセスできない状態です。
カメラのレンズが汚れて視界不良とは考えにくい…
かといって、フロントガラス自体に傷や割れも確認できない…
次世代スマアシからは、ワイパーの作動状況による制約もないはず…
(以前の”スマアシ”は、連続ワイパーにすると”スマアシ”が停止しました)
実は「フロントガラスの結露もしくは、ステレオカメラ自体の結露」が原因だったのです。
私も何度か「11E スマアシ停止」が出ましたが、決まって「寒い日の朝(エンジン始動直後)」に出ていることが分かりました。
フロントガラスに傷や汚れがなければ、ほぼ結露の仕業だと考えて良いでしょう。
アクセスできない位置にスマアシのカメラがあるので、結露していることも確認できませんが…
また、ライズやロッキー と同じスマアシを採用しているタント 、タフト、ルーミー、トールも同じ原因で表示されるので、下記の方法で解消できます。
11E スマアシ停止のエラーを消す方法
前述でも解説しましたが、取説には「→原因状態が解消されると復帰」とあります。
つまり、結露が原因の場合は結露を取ってあげればすぐに解消するという訳です。
エアコン(デフロスター)を使って、地道に結露を取り除いていきましょう。
オートエアコン車の結露を取る方法
下図の①デフロスター(フロント)ボタンを押すだけ。
自動的に外気導入モードに切り替わり、風量MAXで急速に結露による曇りを取ってくれます。
しばらくして曇りが取れ、11Eのエラーコードが消えたら、同じ①のボタンを押して元のモードに切り替わります。
マニュアルエアコン車の結露を取る方法
①のA/Cボタンを押し、エアコンをONにします。
②の吹き出し口切替ダイアルをデフロスターの位置にします。
内規切替レバーを右に移動させ③「外気導入」位置へ。
④の風量ダイアルでお好みの風量にする。
しばらくして曇りが取れ、11Eのエラーコードが消えたら、お好みのモードに切り替えてください。
注意点
暫くデフロスター(エアコン)を作動させても、なかなか「11E」のエラーが消えてくれないことがあります。
その場合は、一旦エンジンを切って再始動させると消えていることがあります。
しかし「11E」のエラーが消えない場合は、何らかの異常が発生していることが考えられます。
ディーラーに車を持ち込んで専用の診断機を使って状況を確認してもらいましょう。
エラーが出続けているのは、気持ちのいいものではありません。
また、できるだけ結露を起こさない状態にすることも大事です。
濡れたままの傘を車内に入れたままにすると、車内の湿度があがり結露を起こしやすくなります。
天気がいい日は窓を開けて換気することを忘れずに。
ライズ・ロッキー 冬を乗り越える必須アイテム
これは自信をもってお勧めするグッズです。
スノーブラシって冬しか使わないし、正直言って邪魔な存在ですよね?
この商品なら、分解できるので専用の袋に収納できて車の中でも場所をとりません。
一番心配な柄の部分もしっかりとしたアルミ製。伸縮式なのに強度も充分。
すぐ壊れてしまう安物より、一個良いものを持っていた方が絶対に良いです。
柄の部分がEVAで覆われているので、寒い外でも冷たくありません。(何という配慮)