
簡単に見分ける方法はあるのかなぁ…
こんなお悩みを詳しく解決します!
この記事を読むと
2022年12月に使えなくなるETC車載器かどうかの判別方法がわかります!
目次
2022年12月1日から一部のETC車載器が使用できなくなる
2018年9月3日、国土交通省・ITSサービス高度化機構・高速道路会社6社が連名で下記の発表しました。
「一部のETC車載器が、2022年12月1日以降使用できなくなる」
えっ!? 一部って?? 私の車載器は大丈夫?
そんな疑問にお答えします。
また簡単な判別方法も紹介しますよ。
識別方法① ETC車載器管理番号を見れば分かる!
ETC車載器には個別に19桁の車載器管理番号が割り振られています。
先頭の数字が ”0” の場合 → 2022年12月1日以降は使用できません。
先頭の数字が ”1” の場合 → 2022年12月1日以降も使用できます。
ETC車載器本体で車載器管理番号を確認
画像引用:ITSサービス高度化機構
ETCセットアップ申込書で車載器管理番号を確認
画像引用:ITSサービス高度化機構
ETC車載器の保証書で車載器管理番号を確認
画像引用:ITSサービス高度化機構
識別方法② ETC車載器本体についている印を見れば分かる!
「●●●」マークで確認
車載器本体のカード差し込み口付近に「●●●」マークがあるかないか
「●●●」マークが ”ない” 場合 → 2022年12月1日以降は使用できません。
「●●●」マークが ”ある” 場合 → 2022年12月1日以降も使用できます。
画像引用:ITSサービス高度化機構
「ETCロゴマーク」で確認
車載器本体にETCロゴマークが印字されています
”「DSRC ETC」”のロゴマークがある場合 → 2022年12月1日以降は使用できません。
”「ETC 2.0」”のロゴと「■」マークが”ある”場合 → 2022年12月1日以降は使用できません。
”「ETC 2.0」”のロゴがあり「■」マークが”ない”場合 → 2022年12月1日以降も使用できます。
画像引用:ITSサービス高度化機構
分からない場合どうする? 不安ならETC車載器の買い替えを!
- 車載器がビルトイン式の為、本体での確認ができない。
- 確認書類がない。
そんな事もあるでしょう。
分からない場合や不安な場合は2022年12月1日までに買い替えをしましょう。
もし使えなくなったETC車載器でETCゲートを通過した場合を想像してみましょう。
たとえ有効なETCカードを車載器に挿入していたとしても認識されません。
認識されなければ料金所のゲートは開きませんよね?
そこで急ブレーキとなれば後続の車にも迷惑がかかりますし、最悪追突されてしまいます。
そのデメリットを考えれば、買い替えをした方が断然安心です。
これから車を入れ替える予定のある人は、今の車からの移植をしないで規格にあった新しい車載器を取り付けましょう。
おすすめの機種を紹介します。
余談ですが、パナソニック製のETC車載器のアナウンスは声優の日高のり子さんが担当しているようですね。
そもそも、なぜ使えなくなる?
なぜ使えなくなるのか? そんな疑問もでてきますよね?
「スプリアス問題」という電波の話があるんですが、難しい話は抜きにして…
画像引用:ITSサービス高度化機構
ETCの仕組みとして、上画像のように車載器と料金所アンテナの間で通信しています。
通信内容は
- 入口情報(場所・時間)
- ETCカードの有無
- ETCカードの有効期限
- 車の種別(車格・登録番号) など
ゲートを通過する短い時間でこれらの情報が1台1台やりとりしているなんてスゴイですよね。
今回、「通信する際の車載器側から出す電波に規制がかかった」というお話なのです。
電波は総務省が管理しています。法律や規格の変化等に対応するため規制をしているですね。
もっと詳しく知りたい方は、総務省の「電波利用ホームページ」へどうぞ。
2030年にも規制が?
今回の規制で使用可となった機種も安心できません。まだ先の話ですが、2030年さらに規制がかかるようです。技術の進歩や法律の変化により、2030年よりも早まることも予想されます。
車を買い替えの場合はぜひETCが今後対応できるかどうかも考えておいてください。